簿記2級講座第5回「有価証券」

簿記2級講座第5回「有価証券」

はじめに

こんにちは!今日も一緒に頑張りましょう!

有価証券…今回もボリュームのあるテーマですね。

新出用語と仕訳処理の大群に飲み込まれそうになりませんか?

それでも大きな流れをとらえておけば、少しは安心できるというもの。

今回の大きな流れはこちら!

有価証券の分類→有価証券期中の処理方法→期末評価方法

有価証券の4つの分類を、しっかり覚えてから次に進みましょう♪

有価証券の分類

1.売買目的有価証券:売買目的で保有する株式及び公社債

問題文に「株式債券の売却」と出たら、売買目的有価証券

2.満期保有目的債券:満期まで保有し、償還及び利息をもらうための公社債

3.子会社株式、関連会社株式:支配目的で所有する株式

子会社=議決権(持株数)の過半数を所有する(50%超)

関連会社=議決権(持株数)の20%以上を保有する。

4.その他有価証券:長期保有目的などで保有

問題文によく出る…「長期利殖目的」,「持ち合い株式」

期中の処理方法

・株式の処理

配当金は受取配当金(収益)の勘定で処理され、損益計算書の営業外収益に区分される。

・株式の購入と売却

株式の取得原価=(一株当たりの)買入単価×買入株数+購入手数料

売却価額と帳簿価額の差額を有価証券売却損益で処理する同一銘柄を異なる価格で購入しその一部を売却した場合の単価は平均原価法(移動平均法、総平均法)で計算する 。

・公社債(債券)の処理

社債権についたクーポン(利札)により利息を受け取ることができる。

クーポンには期日がついており、期日の到来したクーポンは通貨代用証券(=現金)として取り扱われる。期日の到来を持って利息の受取を認識し有価証券利息(収益)を計上する。

・公社債の購入と売却

購入 取得原価=(一口あたりの)買入単価×額面金額/100円+購入手数料

売却 売却価額と帳簿価額との差額を有価証券売却損益(収益)

・端数利息

利払日と利払日の間で、売買が行われた場合に支払う、クーポンの経過利息のこと。

端数利息=公社債債権の額面金額×年利率×前利払日翌日から当日までの日数/365日

期末評価

・売買目的有価証券=時価

評価差額は有価証券評価損益とする。

切放方式:当期末の時価評価=翌期の帳簿価額  売却損益=売却価額-前期末時価

洗替方式:翌期首に再振替仕訳(評価額の振戻仕訳)  売却損益=売却価額-取得原価

・満期保有目的債券=取得原価。ただし、公社債を債券金額より低い金額で取得した場合、その差額が金利の調整であるときは、償却原価を貸借対照評価額とする。

償却原価法

当期償却額=(債券金額-取得原価)×当期所有日数/取得日から償還日までの月数

・子会社株式関連会社株式

長期保有が目的なため時価の変動を認識する必要なし=取得原価で評価する

その他有価証券の期末評価は次回。

授業中に出たアドバイス集

凡ミス

・債券…前回出た「債権」と書き間違えないように!

・有価証券「評価」損益…有価証券「売却」損益と勘定を間違えないこと!

問題攻略

・何の目的で買ったか、という文章を読み漏らさないこと!

⇒売却側だけでなく、購入側の目的をチェックするのを忘れずに!売買目的とは限らない。

・有価証券売却損益は損なのか益なのか確認

⇒借方は売却損、貸方は売却益

・売買目的有価証券売却時の手数料に注意!

⇒支払手数料いる場合と有価証券売却損益に含める場合

・償却原価の計算と利払いの計算を一緒くたにして混乱しないこと!

第5回所感

簿記2級の勉強を始めて頻発していることは、見たことのない用語の山に頭が混乱して、思考がストップしてしまうということだ。最悪、分からな過ぎて寝てしまうこともある。

今回も予習を始めて30分…例によってその状態に…zzz

このままでは、今後やってくるであろう難易度の高いテーマに太刀打ちできない…。

簿記2級は6月で終わりたい!11月まで勉強したくない!

「何とかしなきゃ!」

ということで、開き直ってテキストをさらっと流し読みすることにした。

細かい用語は後にして、大きな流れをつかむやり方にシフトしたのだ。

すると効果てきめん。

今回のテーマの大きな流れをつかんだことで何を覚えればいいか明確になり、混乱状態から回復。しっかり頭に入るようになった。

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